〜小筆のお手入れ方法〜

お手持ちの小筆はどんな感じですか?
書きやすい?それとも書きづらい?

まずこの文字の違いを見てください

右の方が、どこもつぶれてなくて読みやすいと思いませんか?
左は太くて堂々としてるけど、まるがつぶれちゃってますよね

右は、穂先だけほぐした小筆で書いた文字で、
左は、全部ほぐした小筆で書いた文字です。

穂先だけほぐすと太くなりすぎなくて書きやすいので、まずは穂先だけをほぐして使ってみてください。
もう全部ほぐしちゃったよ〜という方は、書く時にしっかり筆を立てて穂先で書くように意識するといいですよ!

〜小筆のお手入れ方法(学校編)〜


使い終わった小筆は、半紙に線を引きながら優しく墨を拭い取ります。
小筆を寝かせて、力を入れずにやさしく拭うのがポイント♪

何本か線を引いて、墨が薄くなったら(キャップを付けて)筆巻に巻いて完了です。
全部ほぐしてある小筆は、半紙用の筆と同じ洗い方をしてね!

〜小筆のお手入れ方法(自宅&大人編)〜


まずはティッシュを水で濡らします。


下に引き下ろすような感じで墨がついてる部分を優しく拭います。
小筆をクルクルまわしながら、全ての面の墨を拭き取ってください。
優しく優しくですよ〜。

特に気を付けたいのはこの部分

境目も優しく拭ってくださいね!
ある程度拭き取ったら、キャップを付けて保管します。

今回紹介させていただいた穂先だけほぐして使う方法ですが、これは絶対というわけではありません。
ですが、子どもたちにはなるべく全部ほぐさないで使ってみてほしいなと思っています。

はじめて筆を扱う子どもたちは力のさじ加減が分からないので、全部おろした小筆で
「力を入れすぎず先っぽだけを使う気持ちで」と言っても、つい力んでしまい、文字がつぶれて残念そうな顔をした子をたくさん見てきました。

筆の扱いに慣れてくれば全部をほぐした小筆で細く美しく書くことも可能ですが、苦手意識を作らないためにも、まず最初は穂先だけほぐして使ってみることをオススメします。


お習字は楽しい!と思う気持ちにつながりますように。

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